20~30代に増え続ける子宮内膜症

子宮内膜症とは本来、子宮内腔にしか存在しないはずの子宮内膜や子宮内膜様が子宮以外の場所にできてしまう病気で、病気の根本は単純ではありますが最も問題となるのが「痛み」であり、不妊症の原因にもなりうるもので、若い世代に増え続ける子宮内膜症は軽視できない病気となっています。
子宮内膜症の診断として内診、血液検査、画像診断による方法と腹腔鏡による方法があるますが、通常は内診と超音波による方法だけで子宮内膜症と診断される場合が最も多いと考えられます。
内診所見だけでも高確率で子宮内膜症の診断が可能であることと、比較的簡易な検査法で患者の負担・苦痛を軽減できるからです。
しかし高確率といっても誤診の可能性がないわけではありません。
実際、子宮内膜症ではないと診断された方でも腹腔鏡で発見された例もあり、より確実性を求める方は腹腔鏡の使用が必須となりますが、腹腔鏡には全身麻酔下での手術という方式をとるために、はたして「診断」のためにそのリスクと負担を払うことが妥当と言えるのかというと疑問が浮かぶところです。
そして子宮内膜症の治療には大きく分けると手術療法と薬物療法があり場合によっては両方を併用して行います。
手術療法は開腹手術と前述した腹腔鏡がありますが、薬物療法としては避妊薬が用いられます。
避妊薬として知られるピルは子宮内膜症の予防としても効果があり、不妊の原因の一つである子宮内膜症を心配されている方には効果的な予防法と言えます。
ピル=避妊薬のイメージが強く飲むことに抵抗を感じる方もいらっしゃると思われますが、初潮の低年齢化や出産の高年齢化で子宮内膜症のリスクが増加している中で、できる限りの方法で不妊に繋がる子宮内膜症の予防をしていくことを考えていく必要があるのではないでしょうか。